川西支店
こんにちは。川西支店の山本です。
当店では12/9(水)に「ナショナル・トラスト」のオンライン社内勉強会に参加し、12/10(木)と12/11(金)の各課朝礼で店内勉強会を実施しました。
ナショナル・トラストとは、国民から託された寄付金で、国民の財産(自然や歴史的な環境)を取得し、国民のために守っていく活動です。
自然を守るには、公有地化や自然保護区指定といった行政の活動だけでは限界があります。そこで、ナショナル・トラストは行政の役割を補い、自然を守る確実な方法として注目されています。
日本では、50年前に鎌倉の鶴岡八幡宮の裏山「御谷(おやつ)の森」の宅地開発計画に対して、募金活動を行い市民からの寄付金で森を購入したことが始まりです。この活動は全国に広がり、現在50以上の地域で展開中です。
公益社団法人 日本ナショナル・トラスト協会は、寄付で取得したり、寄付金で購入したトラスト地を55か所、計1,741ha所有しています。
近年では、「管理の手間がかかるので子供に相続させたくない」、「自然を守る活動に役立ててほしい」、「信頼のおける団体に譲りたい」等、土地を寄付したい人が増えているというお話もありました。寄付の土地は受け入れ基準がありますが、寄付できる場合は所得税や相続税の優遇措置の対象となるそうです。
当社では、各種寄付キャンペーンへの参加や広報活動の支援、トラスト地をフィールド・テーマにしたESD(持続可能な開発のための教育)、トラスト地の保全管理など、さまざまな形でナショナル・トラスト活動を応援しています。
当店では、この勉強会で得た知識をお客さまの応対に活かしていく所存です。