鳥取支店
こんにちは。鳥取支店の川尻です。
鳥取市では5/15(土)、テレビでもお馴染みの環境評論家・工学者 武田邦彦先生の講演会が開催されました。
当店メンバーは当日、先生のお話を聞くためにこの講演会に参加してまいりました。当日は非常に多くの方が参加されていました。
講演会のテーマは、「全く心配いらない環境問題」でした。
講演のテーマをご覧になってびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、決して環境問題を軽視してよいという内容ではありません。
武田先生からは、私たちは一部の報道の情報に流され過信することなく、事実・データに基づいて正しく情報を取捨選択する意識を持つことが重要で、さもないと環境を保護しているつもりが逆に余計環境を害する結果にもなりかねないというお話がありました。
また、ものごとには一般的にメリットとデメリットの両方が存在するはずで、そのどちらかにしか言及していない情報には特に気を付けて捉えるべき、といった注意もありました。
講演では、ごみの分別問題や二酸化炭素排出等の環境問題のほか、新型コロナウイルスのワクチン接種に関するお話、長く女性を大切にしてきた日本の歴史、諸外国における男女同権と歴史の問題、遺伝の仕組み、原子力と、非常に多岐に渡るテーマについてお話がありました。
特に私が興味深いと思ったトピックスは、地球温暖化が頻繁に報道されている一方で、第三氷河期が始まろうとしているお話、黄砂は日本にとって被害だけが認識されているが日本国土を酸化から守り稲・穀物が豊かに育つ土壌を育んでいるメリットもあるというお話、1970年代に「あと30年で石油は世界で枯渇する」と言われてから50年弱が経つが依然として無くならないという話、30年ほど前にダイオキシンによる環境問題が大きく取り沙汰されたがいつの間にかこれを取り上げる報道がなくなったというお話です。
先生のお話は、主観に基づくものではなく、データ・事実を常に添えてお話いただくので、納得感がありました。また、先生はこの講演を通じて、環境を大切にするために、本当の「クリーンエネルギー」とは何なのかを私たちに問いかけているようにも感じました。
当店では今後も、さまざまな研修会などでサステナビリティ活動について学び、皆さまへの情報提供に努めてまいります。