こんにちは。四日市支店の澤です。

冬の到来を感じさせる寒さとなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 

当店では先日、「ナショナル・トラスト」ロビー展を開催しました。

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動を指します。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買取などで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。

市民が自分たちのお金で身近な自然や歴史的環境を買い取る・寄贈する、と聞くと、多くの費用が必要であると思われるかもしれません。しかし、例えば1万円あれば、絶滅の危機にあるヤイロチョウの住む高知県・四万十流域の森125平米を買い取ることができます。つまり、小口でも多くの方から寄付を集めることで自然地の保全、更には野生生物を絶滅から守ることに繋がります。

日本でも、高度経済成長期の1960年代からナショナル・トラスト活動が全国に広まり、現在では50以上の地域に活動の輪が広がりました。

当社では土地の取得や環境教育、信託の仕組みを利用した商品などを通じて、これらの活動を応援しています。 今回のロビー展が、ご来店いただいた皆さまにとって「ナショナル・トラスト」を理解し、活動の輪を広げていくきっかけになれば幸いです。 

当店では今後も、さまざまなロビー展を実施予定です。お近くにお越しの際はぜひご来店ください。