船橋支店
こんにちは。船橋支店の柴木です。
今回のブログでは、2/21(火)に実施したESDプロジェクトについて紹介します。
このプロジェクトは、当社が応援する「ナショナル・トラスト活動」や地域の貴重な自然について、次世代を担う子供たちに身近に感じてもらいたいという思いから2012年からスタートした取り組みで、今回で5年目、第8回目を迎えます。
※当社のESDプロジェクトについてはこちら(←クリック)をご覧ください。
当日は、千葉県立船橋芝山高等学校の学校ビオトープ「芝山湿地」を題材にESD(Educatuion for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)プロジェクトを実施しました。
千葉県船橋市にある千葉県立船橋芝山高等学校の学校ビオトープ「芝山湿地」は、次世代への教育活動を里山環境の復元を目的に、1999年に里山生態園としての整備・保全活動がスタートしました。芝山湿地には現在740種を超える生物が生息しており、千葉県のレッドデータブックに掲載されている生物(千葉県で絶滅が心配されている生物)も25種生息しています。
船橋芝山高等学校の学校ビオトープは2007年に開催された全国学校ビオトープコンクールで金賞を、2009年の同コンクールでは公益財団法人日本生態系協会会長賞を受賞しています。
当社のESD(環境教育)プロジェクトは、公益財団法人日本ナショナル・トラスト協会、公益財団法人日本生態系協会からのアドバイスを受け、全国のナショナル・トラスト活動などの地域に根ざした環境保全活動を題材に設定し、映像教材を活用した環境教育を近隣の小・中・高等学校に提供しています。映像教材の制作や授業での活用にあたっては、環境専門のインターネット放送局グリーンTVジャパンと密接に連携しています。
今回のESDプロジェクトは、千葉県立船橋芝山高等学校の学校ビオトープ「芝山湿地」を題材に、「芝山湿地から地域の自然・生態系保全の意義について考える」という授業を実施しました。
授業では公益財団法人埼玉県生態系保護協会の堂本泰章事務局長が講師となり、エコロジカル・ネットワークについて学びながら、コウノトリやトキが舞う魅力的な地域づくりへの課題とは何かについて、映像教材を使用しながらお話をしていただきました。
授業には、科学研究部生物班の生徒など約20名の方が参加し、エコロジカル・ネットワークを構築することの意義や、自分たちが取り組んでいるビオトープ活動が地域の生態系保護活動に大きく貢献していることを学びました。
堂本事務局長からの「芝山湿地のシンボルと言えば何が思い浮かびますか?」との問いかけに対して、生徒たちからは「オニヤンマ」、「ヘイケボタル」、「ホトケドジョウ」といった芝山湿地に生息する生きものの名前が複数挙げられました。
このESDプロジェクトは生徒たちにとって、多様な生物が住みやすい環境を整備し守っていくことの大切さを学ぶ有意義な時間となったようです。
当店は今後も、人と自然とが共生する社会づくりと人づくりに貢献できるよう、様々なCSR活動に取り組んでまいります。