中野支店
こんにちは。中野支店の曽田です。
当店ロビーでは、地域と連携しながら、継続的にアール・ブリュット展を開催しています。
アール(Art)は「美術」、ブリュット(Brut)は「磨かれていない・加工されていない」という意味のフランス語です。
アール・ブリュットは画家のジャン・デュビュッフェが1945年に考案した概念で、「生(き)の芸術」とも言われます。正式な美術教育を受けず、既存の芸術の流派や傾向に流されることなく、独自の発想と方法により制作された作品を指します。
現在は、濱脇忍氏の作品を展示しています。
こちらの作品は、粘土で作られた『無数の顔を持つ不思議な生物「サボテンのこども」』です。
よく見ると「サボテンのこども」は下から上にいくにつれ、だんだん大きくなっています。これは、作者の気持ちの流れが表現されているのだそうです。
小さな無数の穴ある個々の小さな造形物が、絶妙なバランスで配置され一つの大きな作品になっており、見ていると異世界に誘われているようにも感じられます。
中野から発信する新しい芸術文化「アール・ブリュット」を、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
ご興味のある方は是非、足をお運びください。