札幌・札幌中央支店
こんにちは。札幌支店・札幌中央支店の山田です。
当店ではサステナビリティ活動の一環として、今年も「北限ブナ林の保全再生ツアー」を開催しました。第8回目となるツアーは6/22(土)に実施し、社員25名が参加しました。
北海道南西部位置する黒松内町は、ブナが自生する北限の地として広く知られ、広大な北海道にはめずらしく、山・丘陵・湿原・川・海のすべてが揃った、多くの自然に恵まれた町です。この黒松内町には、当社の社会貢献寄付信託(明日へのかけはし)の寄付金で取得されたトラスト地があり、当店では2012年より毎年、サステナビリティ活動を行っています。
当日は今にも雨が降りそうなどんよりした空のもと、まず、歌才湿原での保全を目的とした潅木の伐採作業を行いました。全員で役割分担しながら、手のこぎりでハイイヌツゲなどを伐採し、その量は1時間ほどで、軽トラック4~5台程に積み上がりました。
湿原での作業後、雨の音と鳥の鳴き声が心地よく感じられる中、歌才ブナ林の散策を行いました。歌才ブナ林は、ブナ自生北限地帯を代表する森として、国の天然記念物にも指定されています。
ブナの葉の緑により柔らかな薄日が差し込む中、原生林エリアに入ると、倒木で手付かずのブナがところどころ目につくようになりました。原生林エリアのため、自然そのままにされているとのことです。
また、帰りがけには、雨の日にしか見ることができない、つるつるしたブナの表面を雨が滴りおちる光景も見ることができました。
今回で8年目となった黒松内町でのサステナビリティ活動ですが、今年も、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会、黒松内町役場の皆さまに多大なご支援とご協力をいただきました。
事前準備や当日の作業指導など、この場を借りて心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
毎年の活動は微力なものではありますが、「継続は力なり!」という言葉を信じて、保全活動への参加や対外発信など、今後も黒松内町の環境保全・再生に貢献してまいります。
今回の活動の様子は、後日、当店のロビーに展示する予定ですので、どうぞお楽しみに!