札幌・札幌中央支店
こんにちは。札幌支店の中多です。
当店と札幌中央支店では現在、黒松内町歌才湿原保全活動に関するロビー展を開催中です。
このロビー展は、両支店がナショナル・トラスト活動の一環として定期的に実施している活動について紹介しているものです。
ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。
日本でも高度経済成長期の1960年代から活動が全国に広まり、現在では50以上の地域に活動の輪が広がっています。土地・建物の取得をはじめ、環境教育、まちづくりなど、それぞれの土地に根ざした活動は多岐にわたっています。
当社では、信託のしくみを利用した商品などを通じて、このナショナル・トラスト活動を応援しています。
札幌・札幌中央支店では昨年、2万4000年の歴史が詰まった道内最古の湿原「歌才湿原」を守るため、日本ナショナル・トラスト協会が実施したキャンペーンに参加し、1,500平方メートル相当の買い取り資金を寄付しました。
歌才湿原は、貧栄養の環境を好む貴重な植物が生育する可能性が高い高層湿原で、環境省の「日本の重要湿地500」に選定されています。
今年6月には、買い取った湿原の保全活動の一環として、社員が現地に出向いて潅木伐採を行いました。
現在開催中のロビー展では、自然遺産としての歌才湿原の成り立ちや、社員による潅木伐採活動の様子、黒松内町ブナセンターの取り組みなどについて、パネルを使って詳しく説明しています。
皆さまにはこの機会に是非、自然遺産としての歌才湿原や当店のCSR活動について知っていただければと思います。
このロビー展は10月末までの開催予定となっておりますので、お近くにお越しの際は是非ご覧ください。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。