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こんにちは。杉戸支店の薬師寺です。

 

当店では9月、社員を対象に、体験教材を使用した当店の高齢者疑似体験を実施しました。この取り組みは今年3月に続いて2回目です。

 

高齢者疑似体験教材とは、視覚や聴覚、身体機能等をご高齢の方と同じ状態にし、ご高齢の方の日常生活を体験できるように作られた機材です。 

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【目】 ゴーグルを着用すると、白濁・黄変・全盲などの視野を体験することができます。

【耳】 イヤーマフを着用すると、聴覚の変化や難聴を体験することができます。

【胴体】 おもり付きのベストと前かがみ姿勢体験ベルトを着用すると、ご高齢の方と同様の目線と、動きが制限される具合を体験することができます。

【手首】 おもりバンドを着用すると、筋力の低下による動作の遅れ具合を体験することができます。

【ひじ・ひざ】 特殊プレートを着用すると、屈曲が困難になるなどの関節の動きの低減を体験することができます。

 

今回は、店頭体験コーナーと歩行着席体験コーナーの2つの体験ブースを設けました。

 

店頭体験コーナーでは、視覚障害ゴーグルやイヤーマフを着用し、聴覚・視力・筋力の低下を体験しました。

字を書こうとしてもなかなか手に力が入らず、受付担当者の説明もほとんど聞こえない状態で、「全然声が聞こえないし、腕もうまく動かない」、「書いてある字が全然読めない」などの声が上がりました。

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歩行着席体験コーナーでは、おもり付のベストや前かがみ姿勢体験ベルトを着用し、ご高齢の方と同様の目線や制限された動きを体験しました。

階段を昇ろうとしても手すりにつかまっているのがやっとの状態で、「身体が重くて足が進まない」、「ひざが全然曲がらない」などの声が上がりました。

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体験後には思わず、「身体がすごく楽になった」、「腰が軽く感じる」と口にする社員もおり、高齢者の方々の日常生活の大変さを改めて実感しました。

今回の体験では、実際に身体を動かして一つ一つの行動の大変さを確認でき、理屈ではなく、相手の立場に立って思いを巡らせることが真に相手を理解することなのだと感じました。

 

当店にはご高齢のお客さまがたくさんご来店されます。今後も、体験学習等を通じてお客さまの身体や気持ちの理解に努め、より安心してご来店いただける支店づくりと、きめ細やかなサービスの提供に努めてまいります。