トップ  > 宇都宮支店  > 「うじいえ自然に親しむ会」主催の外来植物の抜き取り作業に参加しました!

こんにちは。宇都宮支店の高橋です。

当店では3/25(日)、「うじいえ自然に親しむ会」主催のシナダレスズメガヤの抜き取り作業に参加しました。

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作業場所となっている鬼怒川河川敷には、在来種のカワラノギクやカワラニガナなどの植物や、これらの植物を餌にするシルビアシジミなどの昆虫といった、貴重な生きものが多数生息しています。

シルビアシジミは、日本では限られた地域にしか生息しない珍しい蝶で、栃木県さくら市付近が分布の東北限になっています。また、カワラノギクは関東地方の相模川や多摩川などの河原にしか生育地がなく、明るい環境を好むために周囲に草が生い茂ると生育ができなくなってしまいます。

もともと道路の斜面などの土留めに使われた外来牧草であるシナダレスズメガヤなどの外来種が河原に侵食したことにより、これらの貴重な動植物に生存の危機が迫っているのです。

 

シナダレスズメガヤの抜き取り作業は、これらの在来種を守るために非常に重要な活動で、私たちは定期的に活動に参加しています。

今回の活動には、さくら市のほか宇都宮市、足利市、矢板市、高根沢町、茨城県筑西市など多方面から60名を超えるボランティアが参加しました。当店からは7名が参加し、皆さまと共に作業に取り組みました。

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シナダレスズメガヤは非常に繁殖力の強い草で、頑丈な根を張るため、ピックマトックという道具を使いながら手作業で除去していきました。

私たちが作業する様子はドローンで上空より撮影され、その様子をスマートフォンで見ている参加者の方も多数いました。きれいになった鬼怒川河川敷を見ると清々しい気持ちになりました。

 

今後も、定期的にこの活動に参加し、地元の豊かな自然を保全できるよう努めてまいります。