横須賀支店
こんにちは、横須賀支店の水上です。
7月16日の「海の日」、横須賀市で古くから行なわれている夏の風物詩「灯篭流し」に、
当店新人の髙橋、友田と私の3名が運営ボランティアとして参加してまいりました。
この「灯篭流し」は、市内にお住まいの有志の方が発起人となり、
戦争の犠牲になった方々と祖先の供養をしたいという目的で昭和21年から始まり、
以来60年以上も続いている伝統行事だそうです。
当日の朝は、会場となっている三笠公園に集合し、
市の商工会議所が中心となって運営されている事務局の担当の方から説明を受けた後、
会場の設営や灯篭の組立て、来場者の方からの供物やお花の受け取り、
会場の飾りつけなどのお手伝いをしました。
ニュースや新聞などではこのような行事を目にしますが、
こんなにも大勢の人が何ヶ月も前から準備をし、
大切な地域の文化や伝統を守ろうとしていることに、改めて心を打たれました。
すべての準備が整った日没過ぎ、約1,300基の紙灯篭が三笠公園沖合いの漁船から流され、
あたり一帯は幻想的な雰囲気に包まれました。
その光景を見ると、これまでの疲れが吹き飛ぶくらい感動しました。
あっという間の一日でしたが、海上に揺れ漂う仄かな灯りをたくさんの来場者と共に静かに見つめ、
その余韻に浸りながら会場を後にしました。
ボランティアには、私たちを含め市内の企業にお勤めの方など約100名が参加していましたが、
その大半は、ご年配の方々でした。
事務局の方にお話を伺うと、地域の若手ボランティアの数が年々減ってきており、
ご年配の方々が会場設営や飾り物の運搬などの力仕事をするのが大変とのことでした。
私たちは今後もこのようなボランティアを通して、
この地域で働く一員として少しでもお役に立ちたいと思います。
また、地域の若い世代が力を合わせ、大切な伝統を守りつつ、
新しい「よこすか」を築いていくためのお手伝いもできればと考えております。