こんにちは。八王子支店・八王子駅前支店の吉田です。

当店では、9/10（月）～9/21（金）の期間中、ナショナル・トラスト「森の墓苑」ロビー展を開催しました。

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。

当社では、「国内のトラスト地を増やすことは私たちの生活基盤を支えるための投資である」という考えのもと、（公社）日本ナショナル・トラスト協会、（公財）日本生態系協会と2005年から連携し、土地の取得や環境教育、信託の仕組みを利用した商品などを通じて支援しています。

（公財）日本生態系協会は、（公社）日本ナショナル・トラスト協会と共に、全国各地の自然地を取得し守る活動を進めてきました。「森の墓苑」は、公益財団法人日本生態系協会を経営主体として、ナショナル・トラスト運動の一環として2016年2月に千葉県長生郡にオープンした墓苑です。

森の墓苑のコンセプトは、半世紀をかけて敷地全体を豊かな自然の森に再生する、というもので、墓石や花立てなどの人工物は設置せず、ご遺骨は土に埋葬し、木製の墓碑と地元由来の苗木を植えます。苗木はやがて明るい林へ、そして濃い緑に輝く森へと成長していきます。

自然の中に眠りたいという新たなニーズにこたえ、失われた大切な自然を再生する森の墓苑は、新しい墓地のかたちとして注目を集めています。

このロビー展を機に、皆さまにナショナル・トラストや森の墓苑について知っていただければ幸いです。

当店では今後も、様々なテーマのロビー展を企画・開催してまいります。