本店営業部
こんにちは。本店営業部の水越です。
当部では7/5(金)に、千代田区の森倉三男様をお招きして、社員全員で認知症サポーター養成講座を受講しました。
認知症サポーターとは、認知症について理解を深め、認知症の方やそのご家族を見守る応援者のことです。
高齢者の増加に伴い、認知症の方は年々増加し、単身、夫婦のみの世帯も増えてきています。日頃、多くのお客さまと接する機会のある私達も、当事者意識を持って考えるべき問題であると考え、本講座の受講を決めました。
認知症と聞くと、物忘れを一番にイメージされるかもしれませんが、一口に物忘れと言っても、「老化による物忘れ」と「病気による物忘れである認知症」は違います。後者は、体験したこと自体を忘れてしまったり、断片的な記憶になってしまうのです。私たちは、この違いをしっかりと認識し、対応していくことが求められています。
森倉様のご説明の中で一番心に残ったのは、「誰よりも苦しいのも、悲しいのも本人」という言葉です。本人に認知症の自覚がない、というのは大きな誤りであり、本人が一番不安とのことでした。このことは、私たちもしっかりと認識すべきことだと思います。
対応の心得として、①驚かせない、②急がせない、③自尊心を傷つけないという3つの「ない」を学びました。
具体的には、後ろから声をかけない・おだやかに、はっきりした滑舌で話す・相手の言葉に耳を傾けてゆっくりとした対応をすることで、どれも意識すればすぐに実践できることでした。
このように、認知症サポーターに求められていることは、特別な難しいことではなく、認知症への正しい理解とその発信、自分のできる範囲での応援だと教わりました。
約1時間半の受講の後、受講者は認知症サポーターとして認定され、全員が認知症サポーターの証であるオレンジリングをいただきました。
今回学んだことを忘れず、日々お客さまと接していきます。