町田支店
こんにちは。町田支店の永杉です。
やわらかな春風に心誘われる季節となりました。桜花の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
当店では先日、東京司法書士会町田支部のセミナーに参加させていただく機会を得て、「実務の視点からの民事信託(家族信託)」というテーマで勉強会を開催しました。
この勉強会では、当社プライベートバンキング部の社員が講師を務め、総勢約30名の司法書士の先生方に向けて、民事信託の最新動向や活用事例、当社のサポートメニュー等を説明いたしました。
皆さまは、「民事信託(家族信託)」についてご存知でしょうか?新聞や雑誌等で記事をご覧になったという方もいらっしゃるのではないかと思います。
わが国では、従来より、信託銀行が受託者となる「商事信託」が信託の中心として発展してきましたが、平成18年の信託法改正により、高齢者の財産管理手法の一つとして身近な「親族等が受託者」となる「民事信託(家族信託)」が、盛んになってきています。
民事信託(家族信託)とは、親族などの信頼できる人にあらかじめ特定の財産の運用・処分を任せることができ、成年後見制度ではできない「資金運用」や「不動産の運用・処分」などを可能にする仕組みです。
認知症高齢者が急増する中、民事信託を活用することで、意思能力が低下してしまった場合でも自分の意思に沿った財産の管理・処分が可能となるため、近年、成年後見制度を補完するものとして世間からの注目度も高くなっています。
当社では、司法書士等が作成した公正証書を拝見し、内容等を審査した上で、民事信託の信託口口座を提供しています。
セミナーでは、司法書士と当社との間で役割を分担し、連携をしながら、民事信託(家族信託)の健全な発展に貢献したいとお伝えしました。また、民事信託(家族信託)向けに幅広い金融サービスをご利用いただけることや、実務面での相談フロー等の紹介もいたしました。
ご参加いただいた司法書士の皆さまからは、「信託口口座が開設できる場合・できない場合など、金融機関からの視点でお話されていたので非常に参考になりました」、「実務の視点から話を聞くことができ、役に立ちました」等のご感想をいただきました。
当店では今後も、勉強会やセミナー等を企画・開催し、地域の皆さまに貢献してまいります。