こんにちは。目黒支店の高野です。

当店では8/2（火）～8/31（水）の期間、絵画ギャラリー「八犬堂」とのコラボ企画として「西村 文子展」を開催しています。

西村氏は、ニューヨークや東京などの大都市をモデルに作品を創る著名な版画作家です。

「版画」というと、葛飾北斎や歌川広重などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は、版画には数多くの種類があり、製造方法や使われる板の素材などによって種類が分かれています。先ほどの例は「凸版画」という種類に分類されます。

今回、当店で展示させていただくのは、「石版画（リトグラフ）」という種類の版画作品です。石版画とは、油が水を弾く性質を利用します。平らな板に油性の画材で直接絵を描き、油性の画材を引き付ける部分と画材を弾く水の部分とに化学的処理で分離します。その後、専用のプレス機で刷ることで石版画ができあがります。

石版画は、直接版画に描いた絵をほぼそのまま紙に刷ることができるのが特徴です。筆や鉛筆、クレヨンなどを作って様々なタッチを表現したり、複雑な色を刷りだすこともできます。

西村氏の描く作品は、写真と見間違えるほど精巧であり、圧倒的なスケール感です。今回のロビー展では、西村氏の作品を間近でご鑑賞いただけますので、目黒近辺にお立ち寄りの際は是非、当店のロビー展もお楽しみください。

支店一同、皆さまのご来店をお待ちしております。