福井支店
こんにちは。福井支店の山田です。
今回のブログでは、1/22(金)に実施した環境教育プロジェクトについて紹介します。
このプロジェクトは、当社が応援する「ナショナル・トラスト活動」を次世代を担う子供たちに身近に感じてもらいたいという思いからスタートした取り組みで、今回で第6回目となります。
※当社のESDプロジェクトについてはこちら(←クリック)をご覧ください。
皆さまは、福井県敦賀市に「中池見湿地」という場所があるのをご存知でしょうか。
中池見湿地は、周囲三方を山に囲まれた約25haの自然豊かな湿地で、国際条約であるラムサール条約にも登録されている大変貴重な場所です。
ここには約3,000 種の生きものが生息し、多様性あふれる生態系が育まれています。また、絶滅危惧種の渡り鳥・ノジコが飛来し、希少種を含むトンボ72 種が確認できる国内髄一の場所としても有名です。
当社では1/22(金)、福井市立社西小学校の6年生56人を対象に、当社社員がファシリテーターとなってICT(情報通信技術)を活用した環境教育の授業を実施しました。
授業では、中池見湿地で撮影した映像教材を用いながら、中池見湿地の豊かな自然とその希少性、かつては田んぼとして利用されていた歴史、農業の衰退によって持ち上がったガスタンク基地の開発計画について説明しました。そして、その開発計画を知って、この土地を守るために地域の人たちが起こしたトラスト活動について子供たちに伝えました。
地域の人たちが起こしたナショナ・ルトラスト活動によって、中池見湿地の重要性が世界にも認められ、北陸新幹線の開通ルートにも影響を与えたことを聞いた子供たちからは、「すぐ近くに世界的にもすごい場所があるとは知らなかった」と驚きの声が上がりました。
この授業の様子は、当日のテレビでローカルニュースに取り上げられたほか、翌日の新聞にも掲載されましたので、もしかしたらご覧になった方もいらっしゃるかもしれないですね。
ナショナル・トラスト活動は、世界各地で取り組まれており、日本でも全国50ヵ所以上で行われています。今まであまり馴染みがなかったという方は、是非この機会に、身近なトラスト地などに興味を持っていただければ幸いです。
今後も三井住友信託銀行はナショナル・トラスト活動と、ESD(持続可能な開発のための教育)に積極的に取り組んでまいります。