富山支店
こんにちは。富山支店の袋です。
当店では、11/9(土)に開催された白川郷の茅刈りイベントに参加しました。
当日は、当店社員とその家族、計8名が参加し、世界遺産にも登録されている白川郷の合掌造り民家の屋根材である「茅」を刈りました。
茅が一面に広がる原野に到着すると、全員が一つの輪になっての自己紹介をしてから活動をスタートしました。参加者は北海道や関西など全国各地から集まっており、地元の村民の皆さまと合わせて約100名が参加されていました。
活動が初めてという方も多く、まずはベテランの先生に模範指導をしていただきました。一気に何束もすぱすぱと鎌で刈っていく様子はさすがでした。と同時に、「初心者である私たちに同じことが本当にできるのかな?」と少し不安にもなりました。
5つのグループに分かれて各自で茅を刈る作業にとりかかりましたが、いざやってみると、とても大変な作業でした。
茅は自分より背が高く、体当たりしていくくらいの勢いがないと跳ね返されてしまします。思い切って飛び込んで茅をつかむと、そのとたんに花粉のような細かな粉が頭から一斉に降りかかっていきます。それでもめげずに5~10本の茅を思い切り握り締めますが、たまにとげのある茎が混じっていて、とげを握ってしまうと飛び上るほど手が痛い・・・という思いもしました。
午前中2時間の作業でへとへとになってしまいましたが、昼食にふるまわれた飛騨地域の郷土料理「すったて汁」で元気をチャージして、なんとか午後の部も作業を終えることができました。
1人10束という目標も達成できました。最後にトラック何台分もの茅を刈った成果を目にすると、清々しい達成感を味わうことができました!
実は、この日刈った茅の分だけでは合掌造り1棟分の屋根の吹き替えにも足りないそうです。合掌造りの屋根の葺き替えは毎年4~5棟行っており、白川村だけで自給していくことは難しい状況だそうで、私たちの刈った茅が少しでもお役にたてればと願います。
普段、観光などで目にする合掌造りの茅葺き屋根が、これだけ大変な作業を経て維持管理をされていることを身を持って実感することができた一日でした。
当店では今後も、地域の皆さまに貢献できるよう、様々なサステナビリティ活動に取り組んでまいります。