富山支店
こんにちは。富山支店の袋です。
三井住友信託銀行では2012年より、環境専門のインターネット放送局グリーンTVジャパン、SDGsTVを運営する株式会社TREEと協働して、次世代を担う子供たちに向けたESD(持続可能な開発のための教育)プロジェクトに取り組んでいます。
第14回目となるESDプロジェクトは11/8(金)、富山県立砺波高等学校において実施された公開授業「ライフプラン×SDGs」にオーダーメイドのオリジナル映像を制作・提供いたしました。
これは、同校家庭科の永井教諭が1学期より取り組まれてきた家庭科の授業「ライフプラン×SDGs」の一環として公開された授業です。当日は、他校教諭や文部科学省調査官、教育研究者など、多数の参観者が参加しました。
授業では、高校1年生40人が、今まで学んだSDGs、高齢者や妊婦、車椅子利用者の擬似体験などを念頭に置きながら、「人が集まる賑やかなまち」などをテーマにした事前課題を持ち寄り、地元・富山の良い点や問題点、課題や解決策についてグループで共有しました。
大変難しいテーマでしたが、生徒たちが3~4人のグループで真剣に意見を交換しあう姿にとても頼もしさを感じました。
生徒の皆さんが「住み続けられるまちづくり」をテーマにディスカッションをするにあたり、当社がこの授業のために制作したオーダーメイドのオリジナル映像「砺波高校出身者の活動・想い」を視聴していただきました。これは、同校OBの島田さん・森松さんに事前にインタビューをした様子を収めた映像で、地元・富山を住み続けられるまちにするための想いやお二人が取り組まれている活動を紹介する内容です。
それぞれの想いを「やりたいことをチャレンジできる環境があるまち」、「夢中になれることをずっと続けられるまち」として表現している映像をみた生徒の皆さんは、その後の授業で活発に意見交換をしていました。
授業後、「映像をみて自分の思考をより深めることができた」、「新しいものをつくることばかり考えていたが、既存の良いものを生かすことも重要だと分かった」等の感想も寄せられ、生徒の皆さんには「住み続けられるまちをつくっていくのは自分たち自身である」というOBのお二人のメッセージしっかりと感じてもらえたようです。
SDGsにはさまざまなテーマがありますが、「住み続けられるまちづくり」を自分たち自身の問題として向き合って考えることができた大変密度の濃い授業だったと感じました。
当店では今後も、地域の皆さまに貢献できるよう、様々なサステナビリティ活動に取り組んでまいります。