
佐賀支店
こんにちは。佐賀支店の佐藤です。
師走を迎え慌ただしい日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。佐賀も日頃より冬の季節を感じられるようになってまいりました。
今回のブログでは、10月に行った農業電化試験場の視察の続きについて紹介します。
当日は、当店社員と福岡支店の「九州地域共創プロジェクト」チームメンバーが参加し、九州電力株式会社総合研究所農業電化グループの皆さまより、農業電化試験場の説明をいただきました。
九州電力株式会社様では、前回のブログでご紹介の通り(こちらをクリック)、脱炭素化、カーボンニュートラルの取り組みを数々の事業で実践しています。中でも、CO2の排出抑制に貢献するスマート農業(電力の有効活用にも繋がる)の実証視察が大きなテーマとなっています。
スマート農業実証施設「上寺いちご園」は福岡県朝倉市に所在し、スマート農業の実証によりほぼ1年を通していちごの栽培を行っています。
シーズンオフとなる夏から秋にかけての収穫の時期や、オンシーズンの冬から春の時期も高品種多収穫を実現しており、カーボンニュートラルな環境での安定したいちごのハウス栽培、しいては農業事業の継続性が図られています。
また、複数の品種のいちごの栽培過程を教えていただきました。各々の品種で最適な育成環境が異なり、それに応じた環境整備が丁寧に行われている印象を強く受けました。
「上寺いちご園」では、いちごの育成に必要な環境を自動制御するさまざまな機器を投入し、いちごの成長に最適な環境を整備する工夫がされています。
この取り組みは、環境にやさしいスマート農業のメリットが感じられ、いちごの花を行き交う花粉交配ではミツバチを活用するなど、自然への配慮もしっかりとされており、非常にサステナブルな施設であることが理解できました。
また、農業人口の担い手不足解消にも貢献できるのではないかと、九州電力の方から説明があり、そのメリットも強く感じられました。
今回の実証段階の視察に参加することで、九州電力株式会社様のカーボンニュートラルおよびサステナブルな取り組みについてより理解を深め、当店の、地域貢献活動を通したサステビリティへの取り組みや、「九州地域共創プロジェクト」チームの活動へのヒントを改めて得られました。
当店では今後も、地域の皆さまとともに、サステナビリティ活動を推進してまいります。