名古屋営業部・名古屋栄支店
こんにちは。 名古屋営業部の田嶋です。
当部では7/11(水)、株式会社オアシス代表の小﨑麻莉絵様を講師にお招きし、「ヘルプマーク」に関する講演会を開催しました。小﨑様は三重県の「ヘルプマーク・アンバサダー(普及大使)」を務めておられます。
当日は、中京圏の店部から社員約70名が参加し、当部からも複数の社員が参加しました。
皆さまは、「ヘルプマーク」を目にされたことはありますか?
ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方が援助を得やすくなるようにと、2012年に東京都福祉保健局が作成したマークです。
愛知県では今年7月20日から配布が開始され、今後さらに目にする機会も増えるかと思います。
今回の講演会は、「ヘルプマーク」普及活動を中京圏全体で応援するにあたり、そのきっかけにしたいと、中京圏の社員向けに企画したものです。
小﨑様は2014年に会社の健康診断を受けたことをきっかけに骨髄異形成症候群と診断され、余命5年を宣告されたご経験をお持ちです。
講演会では、小﨑さんが余命を宣告されてからどのように病と向き合ってこられたのか、公共交通機関で辛い思いをされた自らの体験談、「ヘルプマーク」普及活動を通じて出会った方のお話などをしていただきました。
骨髄異形成症候群は、大病でありながら外見上は健常者にしか見えません。しかし、貧血などの影響から立ったままで公共交通機関を利用することは至難の業で、止むを得ずに優先席に座っていると「若いのに、ようそんなところに座っているな」と、誤解が招いた心ない言葉をかけられたこともしばしばあったというお話がありました。
小﨑様は、こうしたご自身の体験を契機に、「見た目では分かりづらい病気が原因で悩んだり、つらい思いをしている人の手助けをしたい」という想いを、「ヘルプマークの普及」という行動で実践していらっしゃいます。
講演会の後、小﨑様を囲んだ懇親会も開催しました。個別に質問をしたり、談笑したりと、終始和やかな雰囲気で、最後には小﨑様へ花束のプレゼントと、講演会出席者からの応援メッセージをお渡ししました。
心に響く数々のお話を伺い、自分自身の生き方を見つめ直した社員も多かったようです。今回の講演会がヘルプマーク普及活動の一助になれば幸甚です。小﨑様、どうもありがとうございました。
今後も、ヘルプマークの普及啓発活動の一助になれるよう、様々なサステナビリティ活動に取り組んでまいります。