トップ  > 四日市支店  > 生物多様性確保への取組み―海岸清掃隊「海がめが産卵に訪れる海岸を守る」その1―

こんにちは。四日市支店の藤田です。

 

皆さんは四日市と聞くと、どのような印象を持たれるでしょうか。最近では、「四日市コンビナート」を連想される方もいらっしゃるかと思います。工場の夜間照明や構造美を愛好する方々には工場萌えの人気スポットにもなっており、船に乗って海からコンビナートの夜景を観賞する「夜間クルーズ」は新たな観光資源としても注目を集めています。過去には「四日市ぜんそく」により四日市の名が知れ渡っていましたが、現在では法整備や汚染対策が進み、工業地帯周辺の大気も良好になっています。

 

さて、タイトルにもあるように、当店では今回、工業地帯に隣接した四日市市楠町吉崎海岸の清掃活動を実施することとしました。実は、吉崎海岸には一昨年「海がめ」が産卵に訪れています。これは7年ぶりの出来事ですが、環境改善が進んだ成果の現れといえます。

 

支店全体での清掃活動に先立ち、現地の下見を兼ねて一部社員が清掃をするために吉崎海岸を訪れました。海岸は月に一回、市民による清掃が実施されていてゴミはずいぶん少なくなっていますが、それでも海からの漂流物、特にペットボトルが砂浜の各所に散乱していました。生物多様性確保のためには地道な取組みが必要と考えています。

 

コンビナートと砂浜のゴミ。「海がめ」が産卵する場所としてはあまりに似つかわしくない光景ですが、「海がめ」がこれからも継続的にこの場所を選び、産卵してくれるような海岸としていきたいと思っています。今回は少人数での清掃活動でしたが、次回は3月下旬に、多くの支店社員とともに活動を行う予定です。