トップ  > 札幌・札幌中央支店  > 第7回「北限ブナ林の保全再生ツアー」を開催しました!

こんにちは。札幌支店の井上です。

当店と札幌中央支店では今年も、サステナビリティ活動の一環として「北限ブナ林の保全再生ツアー」を開催しました。

6/30(土)、社員26名が第7回「北限ブナ林の保全再生ツアー」に参加しました。%e5%85%a8%e4%bd%93

後志地方の南に位置する黒松内町は、ブナが自生する北限の地として知られ、ブナ林をはじめ、日本重要湿地500に選定されている歌才湿原、町の中心を流れる朱太川など、多くの自然に恵まれた町です。この黒松内町には、当社の社会貢献寄付信託(明日へのかけはし)の寄付金で取得されたトラスト地があり、当店では、2012年より毎年、サステナビリティ活動を行っています。

 

昨年に続き今年も、歌才湿原の保全を目的とした潅木の伐採作業に汗を流しました。

前日までの雨予報が嘘のように、当日は晴れ! 湿原に足を踏み入れると、とてもふわふわした感じで、足元はところどころ水がにじみでてきました。

そのような中、手のこぎりなどで、ハイイヌツゲ等の潅木伐採を行ったのですが、皆、だんだん力が入り、時間の許す限り作業を行いました。%e5%85%a8%e4%bd%93%ef%bc%88%e4%bc%8a%e5%80%89%ef%bc%89    %e4%bd%9c%e6%a5%ad%ef%bc%88%e5%b9%b3%e6%9e%972%ef%bc%89%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e7%94%a8

湿原での作業後、ブナセンターに移動しました。

ブナセンターには、ブナに関連した展示物や木工物などがあります。そこで展示物の閲覧や木工物を手に取ったりした後、朱太川の生態系の映像を視聴させていただきました。

雨や雪解け水は一旦、ブナ林や湿原に蓄えられ、その後、養分とともに水分が注がれた朱太川には、カワシンジュガイやモクズガニ、鮎など多くの生物が関連しあって生息しています。この生態系が清流や「利き鮎」グランプリにも輝いたおいしい鮎を作り出しているとのことです。

 

最後に、「ブナの小道」と言われるブナ林を散策しました。

ブナの大きな葉が日差しを遮り、まさしく森林浴。案内していただいた観光協会の本間様からは、「晴れの日だけでなく、ブナの幹を雨水が滴り落ちていく姿が見られる雨の日を好んで散策される方もいらっしゃる。また、今の季節だけでなく、冬もスノーシューを履いて散策するのも楽しい」とのお話がありました。%e3%83%96%e3%83%8a%e6%9e%97%e6%95%a3%e6%ad%a9

今年で7年目を迎える黒松内町でのサステナビリティ活動ですが、今年も、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会、黒松内町役場、そして、黒松内町観光協会の皆さまに多大なご支援とご協力をいただきました。

事前準備や当日の作業指導など、この場を借りて心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。%e9%96%8b%e4%bc%9a%e5%bc%8f

今回の活動を通じ、これらの自然を壊さないためにも、私たちの生活態度が環境に及ぼす影響を考えなければならないと改めて感じました。

毎年の活動は微力なものではありますが、「継続は力なり!」という言葉を信じて、保全活動への参加や対外発信など、今後も黒松内町の環境保全・再生に貢献してまいります。

今回の活動の様子は後日、当店のロビーに展示する予定ですので、どうぞお楽しみに!