福山支店
こんにちは。福山支店の藤井です。
突然ですが、皆さまは「福山グリーンライン」をご存じでしょうか。
福山グリーンラインは、福山氏水呑町洗谷から鞆町後地まで続く全長約14kmのドライブコースです。34年前当時は有料道路でしたが、今は県道となっており、その景観の良さから多くの人に親しまれています。
この福山グリーンラインを守ろうと活動されているNPO法人グリーンラインを愛する会が主催するイベント「木材資源活用体験会」が8/2(日)に行われ、当店社員9名が参加しました。
まず、この団体の活動目的や結成したきっかけを同法人の丸山理事長より、パネルを使って説明していただきました。
今でこそ綺麗で見晴らしのよいグリーンラインですが、少し前までは「松枯れと暴走族と不法投棄と犬猫を捨てる、グリーンライン」と言われ、一般の人からあまり良いイメージをもたれていなかったそうです。その状況を憂いた地域の方たちが同法人を立ち上げ、様々な活動を行ってきました。
その一つに、グリーンラインの捨てられ犬保護活動があり、今までに約30頭以上の犬が拾われ、新しい里親と出会うことができたとのこと。こうした活動によって、グリーンラインは今の安全で綺麗な姿を取り戻したのだそうです。
さて、私たちが今回参加させていただいた木材資源活用体験会は、薪チップ作りやコースター作り、薪作り、草刈り機の使いかた講習などから、希望する体験を選ぶことができます。
私たちは、薪チップ作りとコースター作りを体験してみることにしました。
薪チップの作成には、このチッパーマシンを使いました。
チッパーマシンの中には鋭い歯が付いており、太い枝を入れてもきれいに裁断されてチップになっていきます。
このチップは土の上にまいて発酵させることでよい堆肥となったり、雑草防止にも役立つそうです。ウレタンの樹脂を混ぜるとフラワーポットにも使得るとのお話もありました。
次にコースター作りにも取り組みました。
鋸で桜などの木を切っていきますが、意外に難しくて苦戦しました。
断面を均等にきれいに切るには、のこぎりを引く力を意識するとよいとアドバイスいただきました。
断面は紙やすりで削り、焼き印を押して焼き目をつけます。煙が立ってきたころが頃合いです!
焼き目にニスを塗って、コースターは完成です!
参加した社員からは、「普段できない体験ができた」、「とても楽しかった」との声が上がりました。
今回の体験会を行った福山ファミリーパークでは、有効活用されていない土地が約7万㎡あるそうで、住民と行政が一体となって利活用できるように同法人では働きかけを行っているそうです。
今後も、地域に貢献できるイベントに積極的に参加してまいります。