一宮支店
こんにちは。一宮支店の塚本です。
昨年7月のブログ(←こちらをクリック)で紹介したとおり、当店では昨年から、絶滅危惧種「イタセンパラ」保全活動に取り組んでいます。
国の天然記念物に指定されている「イタセンパラ」は、コイ科タナゴ属の日本固有種で、ワンドと呼ばれる河川敷内の水たまりに生息しています。板のように平らで(イタ)、鮮やかな(セン)、腹をもっている(ハラ)ことが、名前の由来といわれています。
現在は、琵琶湖淀川水系、濃尾平野、富山平野の3ヶ所でしか生息が確認されていない希少種ですが、密猟や生息環境の悪化、外来種などの影響により個体数が減少し、環境省のレッドリストの中で絶滅危惧1A類に分類されています。
当店では11月、木曽川上流河川事務所と日本生態系協会の皆さまと、イタセンパラが生息している木曽川河川敷へ行ってまいりました。
イタセンパラは、木曽川の中流部に見られる「ワンド」と呼ばれる池のような場所に生息しています。ワンドは生息するのに良好な環境が整っているほか、二枚貝やヨシノボリ類などの貝類や魚類も生息しています。
実は、このワンドの中に魚や貝が生息できることが重要で、小さな生態系が完成していることが大切というお話がありました。
また、支店のメンバーで、イタセンパラが実際に展示されている一宮市尾西歴史民族資料館にも足を運んできました。
イタセンパラが泳いでいる姿は、キラキラと色鮮やかで、とてもきれいでした。
当店では現在、「絶滅危惧種のイタセンパラ」ロビー展を開催していますので、是非ご覧ください。
来年の夏には、当店にて実物のイタセンパラを飼育する計画を進めておりますので、どうぞお楽しみに!