中野支店
こんにちは。中野支店の吉良山です。
当店ロビーでは現在、恒例となっているアール・ブリュット展を開催しています。これは、地域と連携しながら、継続的に企画・開催しているものです。
アール(Art)は「美術」、ブリュット(Brut)は「磨かれていない・加工されていない」という意味のフランス語です。
アール・ブリュットは「生(き)の芸術」とも言われ、正式な美術教育を受けず、既存の芸術の流派や傾向に流されることなく、独自の発想と方法により制作された作品を指します。
現在は、梅木鉄平氏の作品を展示しています。
梅木氏は幼少期の頃から、はさみで電話帳などの文字を切り抜くのが好きで、次第に切り取ったものをセロハンテープで貼り付けて並べるようになりました。
ある日突然、梅木氏は石を「核」として、セロハンテープを巻き始め、次第にそれが作品へと昇華していきました。
現在展示している作品も、石を「核」としてグルグル巻きにしたセロハンテープでできているものです。
「核」が意味するものは本人しかわからないものの、梅木氏の作品からは、人の表現は予想にも及ばないところから生まれる、ということを感じさせられます。
中野から発信する新しい芸術文化「アール・ブリュット」を、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
ご興味のある方は是非、足をお運びください。