札幌・札幌中央支店
こんにちは。札幌支店の石田です。
当店では6/27(土)、昨年に続き、札幌中央支店と合同で「北限ブナ林の保全再生ツアー」を企画し、黒松内町のブナ林保全・再生活動を行いました!このツアーは今年で4回目を迎えます。
黒松内町は、北海道後志管内の南端にある町で、北海道南西部の太平洋側に位置します。
ここは自然豊かな場所で、町内の「黒松内低地帯」にはブナの原生林が広がっています。ブナは、豊かな保水力で大地を潤し、多くの生きものを育み、人里を水害から守ってくれることから「緑のダム」と呼ばれています。
ブナは冷温帯を代表する樹種で、日本では北海道南部から九州まで分布しています。そして、「黒松内低地帯」がブナ自生の北限となっていることから、温暖化による環境変化を知ることのできる貴重な地域となっています。
黒松内町の歌才ブナ林は、ブナの自生する北限の地として、国の天然記念物に指定されており、町ぐるみで「ブナ北限の里づくり」を推進する黒松内町は「にほんの里100」にも選ばれています。
そんな貴重な「北限のブナ林」の保全活動に、当店と札幌支店からあわせて25名が参加しました。
私たちが毎年活動を行っている黒松内町には、社会貢献寄付信託(明日へのかけはし)の寄付金で取得したトラスト地があります。昨年に続き、寄付先である公益財団法人日本生態系協会、黒松内町役場の皆さまにもご協力をいただきました。この場をお借りしまして、心より感謝を申し上げます。
今年は天候が悪く開催が危ぶまれましたが、皆で協力しながら雨が降る中で活動に取り組みました。
以下の写真はブナ苗畑でのブナ幼木の抜き取り作業の様子です。幼木を傷つけないよう慎重に掘り起こしました。
そして、トラスト地へ移動し、先ほど掘り起こした幼木を植樹しました。
この幼木が大木となるには200年程度の年月がかかると聞き、改めて自然の大切さを認識しました。
今後も、地域の自然環境や地域の皆さまのお役に立てる活動に積極的に取り組んでまいります。