トップ  > 厚木支店  > ナショナル・トラストパネル展開催中です!

こんにちは。厚木支店の根本です。

段々と寒くなり、冬が近づいてまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

当店では現在、「ナショナル・トラスト」を紹介するパネル展を開催しています。

今回のブログでは、ナショナル・トラストについて紹介します。

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19世紀の英国。産業革命とともに急速に自然が失われるなか、3人の市民が「ナショナル・トラスト」を発案しました。国民のために、国民自身の手で大切な自然環境という資産を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく。これが、ナショナル・トラストの基本理念です。

1895年に非営利団体として「英国ナショナル・トラスト」が設立されると、多くの人々から寄付が集まるようになりました。ピーターラビット®の生みの親でもあるビアトリクスポターTMもそのうちの1人です。彼女は、湖水地方の美しい風景を守るために1,700haを超える土地を買い取り、英国ナショナル・トラストに寄付をし、その維持管理をゆだねました。

英国ナショナル・トラストは現在、会員数420万人という世界でも最大級の環境保全団体に成長しました。所有している資産には、約25万ha(東京都とほぼ同じ面積)の土地や、1,200km以上にわたる海岸線、350ヶ所以上の歴史的建造物や自然保護区、庭園など様々なものがあります。これらの取得や維持管理、啓発活動などを進めるための資金は、すべて会費や寄付によりまかなわれています。

 

日本のナショナル・トラストがはじまったのは、高度経済成長期まっただなかの鎌倉でした。以来、全国にナショナル・トラストの輪が広がり、将来世代に引き継ぐべき日本の豊かな自然が、幾多の開発から守られています。

現在では、全国50以上の地域で、それぞれの風土に根ざしたナショナル・トラストを展開しています。活動分野も、土地や建物の取得をはじめ、普及啓発や環境教育、まちづくりなど、多岐にわたっています。

また、豊かな自然や美しい風景を守るため、行政によって公有地化や国立公園などの保護区の指定が進められています。しかし、重要な自然でありながら、保護区に指定されていない場所や、国立公園など保護区でありながらも私有地も多く含まれ、いつ失われてしまうかわかりません。このような、行政だけでは守りきれないところを、民間によるナショナル・トラスト活動で自然地の保全と再生を進めていくことが必要です。

当社では、信託のしくみを利用した商品などを通じて、このナショナル・トラスト活動を応援しています。

 

ご来店の際は是非、展示をご覧いただき、身近にある大切な自然について考えていただければ幸いです。

当店では今後も様々なテーマのパネル展を企画・開催してまいりますので、どうぞお楽しみに!