こんにちは。上大岡支店の柴田です。

長引く梅雨のため、落ち着かない天候が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

当店では現在、ナショナル・トラスト「森の墓苑」ロビー展を開催しています。

三井住友信託銀行では2005年から、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会、公益財団法人日本生態系協会と連携して、様々なナショナル・トラスト活動の支援に取り組んできました。

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。

三井住友信託銀行では、トラスト地の取得や環境教育、信託の仕組みを利用した寄付資金の仲介などを通じて、それぞれの土地に根差した活動を支援しています。

今回のロビー展のテーマである「森の墓苑」は、「自然を壊してつくる墓地」ではなく、「自然を再生し育てる墓地」として2016年2月に千葉県で始まった事業です。

「半世紀をかけて敷地全体を豊かな自然の森に再生する」というコンセプトの下、墓石や花立てなどの人工物は設置せず、ご遺骨は土に埋葬し、墓石の代わりに木製の墓碑と地元由来の苗木を植えています。

生きものとともに育むことで、将来は墓苑全体が本物の自然の森になるため、失われた大切な自然を再び美しい森に戻す「自然を再生するお墓」として注目を集めています。

昨今の終活ブームに伴い、「葬送」の価値観は多様化していますが、「森の墓苑」はさまざまなエンディングニーズに応えられるしくみとして評価されています。

森の墓苑に関するパンフレットも用意しておりますので、お手続きまでの待ち時間やお帰りの際、是非ご覧下さいませ。

今後も、当店ではさまざまなロビー展を企画・開催してまいりますので、どうぞお楽しみに！