こんにちは。浦和支店の川田です。

当店では先日、「ナショナル・トラスト」のロビー展を開催しました。

皆さまは、「ナショナル・トラスト」という活動をご存じでしょうか。

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。

イギリスから始まったこの活動は、その後、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、フランスなど世界各地に広がっていきました。日本でも1964年、古都鎌倉を乱開発から守るために、鎌倉の一般市民が立ち上がり、ナショナル・トラスト運動を展開したのが始まりと言われています。今では、北海道の知床や和歌山県の天神崎、トトロのふるさととして知られる埼玉県の狭山丘陵など、全国50か所以上でこの運動が進められています。

三井住友信託銀行では、「国内のトラスト地を増やすことは私たちの生活基盤を支えるための投資である」という考えのもと、寄付キャンペーンへの参加やトラスト地の保全管理、ナショナル・トラスト全国大会への協賛など全国各地のナショナル・トラスト活動をさまざまな形で応援しています。

期間中はたくさんのお客さまに展示をご覧いただきました。これをきっかけに、ナショナル・トラストについて身近に感じていただけたなら幸いです。

当店では今後も、様々なテーマのロビー展を企画・開催してまいります！