トップ  > 中野支店  > アール・ブリュット作品を展示しています!

こんにちは。中野支店の熊澤です。

当店では、地域と結びつきを深め、お客さまの待ち時間における満足度向上に資するため、継続的にアール・ブリュット展を開催しています。

アール(Art)は「美術」、ブリュット(Brut)は「磨かれていない・加工されていない」という意味のフランス語です。

アール・ブリュットは「生(き)の芸術」とも言われ、正式な美術教育を受けず、既存の芸術の流派や傾向に流されることなく、独自の発想と方法により制作された作品を指します。

現在は、蒲生 卓也氏(1978-)の作品を展示しています。蒲生氏の作品は鮮やかな色彩が特徴です。色鉛筆やアクリル絵の具を活用し、自分の図鑑や写真集から魚・花・小動物などをモチーフに描き出しています。

蒲生氏は、弟が勉強している姿を見て、机に向かって創作活動を始めたとのことです。本屋を巡り、図鑑や写真集を眺めるだけで終わる日もありますが、書き始めると下書き・彩色と一気に仕上げていくそうです。色鉛筆の作品は1枚に10日程度、アクリル絵の具の作品は長いもので1枚に3カ月ほどかけて描かれています。


細やかな線で塗り重ねられた作品は、独特の華やかさと深みがあり、お客さまからお声掛けいただくこともしばしばあります。鼻歌を歌ったり、時折外の景色を眺めながら幸せそうに絵を描いているという蒲生氏。彼には、花はどのように見えているのでしょうか。

 

作品は、9/5(金)まで、当店のロビーに展示しておりますので、ご来店の際には是非ご覧ください。

当店では今後も、アール・ブリュット作品の展示を行ってまいります。

支店一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。