こんにちは。三軒茶屋支店の大河原です。

当店では、8/3（月）～8/14（金）の 期間中、「ナショナル・トラスト活動」について紹介するロビー展を開催しました。

皆さまは、ナショナル・トラスト活動についてご存知ですか？ 

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。

その結果、英国ナショナル・トラストは現在、エリザベス女王に次ぐ土地所有者となっていると言われています。ナショナル・トラスト活動は、国民の善意と思いやりを原動力に、行政の取り組みを補う民間の活動として発展し、イギリスから全世界に広がっています。

日本では高度経済成長期の1960年代、古都・鎌倉において鶴岡八幡宮の裏山にある「御谷（おやつ）の森」の宅地開発計画に反対する住民らが募金活動を始めました。そして、集まった募金と鎌倉市からの援助で土地を買い戻し、市民の力で森を守ることに成功したのです。

その後も取り組みは全国に広がり、現在では全国50以上の地域にナショナル・トラスト活動の輪が広がっています。土地・建物の取得をはじめ、環境教育やまちづくりなど、それぞれの土地に根ざした活動は多岐にわたります。

当社では、ナショナル・トラスト活動を応援し様々な取り組みを行ってきました。ここでは、主な取り組みを3点、紹介します。

１．（公財）日本生態系協会・（公社）日本ナショナル・トラスト協会と共同で、「生物多様性」「自然資本」をテーマにブースを出展しています。

２．全国でトラスト活動に関わる市民、企業、行政、研究者などが一堂に会する「ナショナル・トラスト全国大会」への協賛を行っています。

３．社会貢献活動に取り組む公益法人への寄附を目的にした信託商品などを通じて、ナショナル・トラスト活動を支援しています。

今回のロビー展を通して、一人でも多くの方に「ナショナル・トラスト活動」について知っていただくことができれば幸いです。

当店では今後も、様々なサステナビリティ活動に参加するとともに、情報発信にも積極的に取り組んでまいります。