芝営業部
こんにちは。芝営業部の船橋です。
当部では10/31(木)、芝公園にある妙定院で冬期第1回目となる「シルバーカレッジ」を開催しました。
今回のテーマは、『将軍家の秘宝』です。
妙定院は、宝暦13年(1763年)に徳川九代将軍家重公を開基と仰ぎ、三縁山増上寺四十六世妙誉定月大僧正によって開山されました。
徳川将軍家の菩提寺である増上寺の別院にあたる由緒あるお寺です。
目の前に東京タワーを仰ぐ立地にありながら、一歩境内に足を踏みいれると、都心とは思えない静かな空間が広がり、風情が感じられる場所です。
妙定院では毎年、東京文化財ウィーク(※)のうち3日間、将軍家ゆかりの所蔵品を「妙定院展」にて一般公開しています。今年の妙定院展は、11/1(金)~11/3(日)の期間に開催されました。
※東京都教育委員会が実施する、文化の日を中心に都内全域の文化財の公開や文化財に関わる様々な企画事業のこと。今年の東京文化財ウィーク2013は、10/26(土)~11/4(月)に開催され、通常は公開されていない文化財の一斉公開をはじめ、文化財巡りや、講座・講演・教養講座などが開催された。
今回のシルバーカレッジは妙定院展の前日にあたる10/31(木)に開催されましたが、住職の小林正道様にご協力いただき、お客さま限定で特別公開をしていただきました。
今年の妙定院展は、徳川家重公250回忌を記念して、本邦初公開となる家重公直筆の絵画「松島日出之図」を筆頭に、徳川記念財団所蔵の家重公の肖像画や、文化人としても活躍した開山妙誉定月の仏画や彫刻、大奥伝来の葵紋に飾られた什宝物など、特別な作品が多数公開されました。
専門家に解説いただきながら、普段は見ることのできない将軍家ゆかりの所蔵品や、国の登録有形文化財に指定されている土蔵などを見学し、有意義な時間を過ごすことができました。
ご参加いただいたお客さまからは、「近所に歴史的に重要なものがこんなにたくさん所蔵されているとは知らなかった」、「地域の歴史を知るよい機会となった」、「お寺参りは随分したけれど、丁寧に説明してもらったのは初めてで、よい勉強にった」、「土蔵建築の説明が興味深かった」など、たくさんの感想が寄せられました。
お客さまの声を励みに、今後も皆さまに喜んでいただける企画を実施してまいります。
本企画にお力添えいただきました妙定院の住職の皆さま、関係者の皆さま、改めて、お礼申し上げます。
次回のシルバーカレッジは、来年1/23(木)三井記念美術館にて『国宝 円山応挙筆「雪松図屏風」』をテーマに開催予定です。
この様子も、本ブログにて報告予定です、どうぞお楽しみに。