芝営業部
こんにちは。芝営業部の船橋です。
当部では5/25(水)、2016年度上期第1回シルバーカレッジを開催しました!
今回のシルバーカレッジは、恒例の課外授業として、港区白金台にある国立科学博物館附属自然教育園にて、名誉研究員である矢野亮先生を講師にお招きして「自然教育園の概要と60年間の自然の変化」というテーマで実施しました。
皆さまは、港区に森があることをご存知でしょうか?
‘実は都会の真ん中には通称「しろかねの森」と呼ばれている自然植物園があります。
自然教育園は、江戸時代には徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平頼重の下屋敷でした。その後、明治時代には火薬庫となり海軍省・陸軍省の管理下に置かれたそうです。大正時代に入り火薬庫廃止後は、宮内省の所管となり白金御料地と呼ばれ御料地の一部が朝香宮の邸地となりました。
やがて、昭和24年に文部省の所管となり「天然記念物及び史跡」に指定された後、国立自然教育園として広く一般にも公開されるようになり、昭和37年には国立科学博物館の付属機関となって今に至っています。
セミナー当日は、園内にある教育棟の会議室に集まり矢野先生から自然教育園の歴史や、港区の自然の変遷、園内で繁殖しているカワセミのお話など、とてもわかりやすく解説していただきました。
矢野先生からお話を伺ったあとは、先生と一緒に園内を散策しました。
古くから国等の管理下に置かれていたことが功を奏し、開発から免れて都会の真ん中に残された自然。
ただ歩いていると見過ごしてしまいそうですが、その土地の歴史を考えながら散策すると、改めて自然の素晴らしさを感じることができます。散策は参加者の皆さまから感嘆する声や笑い声が絶えない時間となりました。
セミナー終了後、お客さまからは、「研究員さんの説明とともに園内を案内していただき、その歴史の移り変わりを理路整然と理解できたのは非常に良かったです」、「東京のど真ん中にすばらしい自然が残っていて感動した」、「家からも近いので家族ぐるみでまた来たい」、「実際に園内を歩きながら話を聞くことができて良かった」、「カワセミの話がはじめて聞けたので勉強になりました」等、沢山のご感想をいただきました。
矢野先生、関係者の皆さま、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
当部では今後も、皆さまにお楽しみいただけるテーマで、引き続きセミナーを企画・開催してまいります。
次回のシルバーカレッジの様子も本ブログにて報告する予定ですので、どうぞお楽しみに!