芝営業部
こんにちは。芝営業部の栗岡です。
当部では2/24(金)、2016年度下期第2回シルバーカレッジを開催しました。
今回のシルバーカレッジは、日本橋の三井本館内にある三井記念美術館で開催されている「三井家のおひなさま」に関する講義を受講した後、美術館内を自由にお楽しみいただく課外授業の形式で実施しました。
当日は、三井記念美術館主任学芸員の小林祐子先生を講師にお招きし、、節句のはじまりやひな祭りの起こりについて、お話をしていただきました。
おひなさまには子孫繁栄の願いが込められています。江戸初期は紙雛と呼ばれる紙で造られたおひなさまだったそうですが、江戸後期大奥のひな祭りでは現在の形にに近い5段や7段のひな段の飾りになったそうです。
また、美術館で公開されている三井家の4人の女性が大切にしてきたひな人形やひな道具について、三井家略系図や写真を見ながら説明していただきました。
京都の丸平大大木人形店・五世大木平藏が特別に制作した、高公氏の一人娘浅野久子氏(1933年~)の幅3メートル、高さ5段の豪華なひな段飾りが必見とのお話があり、実物に期待が高まります。
お客さまもメモを取りながら熱心に耳を傾けていらっしゃり、「ひな祭りに込められた本来の深い意味を知ることができた」、「おひなさまの歴史は思ったより古くなかったのですね」、「映像とプリントとお話でわかりやすかった」、「新しい知識がプラスされた」等のご感想が寄せられ、有意義な時間をお過ごしいただけたようです。
講義終了後は、三井記念美術館内を自由見学していただきました。
講義の中で登場したおひなさまの実物を直に見ることができ、皆さまの感慨もひとしおだったようです。鑑賞後は、「展示品の説明を聞いた後の見学は大変よかった」、「貴重な品々を見学できて楽しかった」等の声があがり、シルバーカレッジは大好評でした。
小林先生、大変貴重なお話をありがとうございました。また、ご協力くださいました関係者の皆さまにも、この場を借りて御礼申し上げます。
当部では来期も引き続き、皆さまに楽しんでいただけるような企画を実施してまいりますので、どうぞお楽しみに!