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上野・上野中央支店

当店はSDGs目標11の達成に向けて、
ライフプランに合わせた住まいの提案などの情報発信を目的としたロビー展を開催してまいります!

トップ  > 上野・上野中央支店  > ナショナル・トラストという取り組み~信託銀行で環境保全の相談ができます!~

こんにちは。上野中央支店・上野支店の佐藤です。

明けましておめでとうございます。年が明けて寒さが一層厳しくなりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

「信託銀行で環境保全」

どういうこと?と疑問に思われるかもしれませんので、本ブログで少し紹介いたします。

 

当社では先日、「ナショナル・トラスト」についてオンライン社内勉強会が開催され、当店も参加しました。

ナショナル・トラストとは、国民から託された寄付金で自然や歴史的な環境などの国民の財産を取得し、国民のために守っていく活動です。

自然を守るには、公有地化や自然保護区指定といった行政の活動だけでは限界があります。そこで、ナショナル・トラストは行政の役割を補い、自然を守る確実な方法として注目されています。

 

この活動は産業革命が進んでいたイギリスではじまりました。当時、急速に自然環境が失われていくことを危惧した国民が自らの手で自然や景色を守るために土地や建物を寄付や買い取りにより保全しようと始めたもので、ピーターラビットの絵本シリーズの著者であるビクトリス・ポターも湖水地方の風景を守るために遺贈や寄付によりナショナル・トラストを支援していたそうです。

日本では、約50年程前に鎌倉の鶴岡八幡宮の裏山「御谷の森」を市民からの寄付金で購入したのが始まりで、現在50以上の地域で展開中です。関東では(公財)トトロのふるさと基金や(公財)日本野鳥の会等があります。

現在、社会問題として相続登記や住所変更登記等が都度為されていないことによる「所有者不明土地」の対応に苦慮していることについて度々ニュース等でも取り上げられていますが、金銭で寄付するのみではなく、相続した山林や管理ができない遠方の土地など、土地そのものを寄付したいという要望も増えており、実際に京都嵐山の森や静狩湿原等が寄付されたという実例もあります。

 

当社では、自然環境や景観保全への取り組みとして、下記のような活動に取り組んでいます。

①寄付キャンペーンへの参加(アマミノクロウサギトラスト キャンペーン2020の周知活動を実施中)

②トラスト地の保全・管理活動への参加

③全国の営業店部でのロビー展の企画・開催

④社会貢献寄付信託を通じた寄付

⑤遺贈

 

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店頭では、社会貢献寄付信託を通じた寄付(明日へのかけはし)や遺贈のご相談を承っておりますので、ご興味のある方は是非お声掛け下さい。

 

「信託銀行で環境保全の相談」。

少し意外かもしれませんが「信託銀行ではこんな活動もしているんだ」と思っていただけるような取り組みを紹介させていただきました。

支店一同、皆さまのご来店をお待ちしております。