トップ  > 神戸・神戸三宮支店  > 「ヴォーリズ六甲山荘」の清掃活動を行いました!

こんにちは。神戸支店の氏家です。

当店では11/28(土)、地元・神戸にあるナショナル・トラストの聖地「ヴォーリズ六甲山荘」にて清掃活動を行いました。

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皆さまは、ナショナル・トラスト活動についてご存知ですか?

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。

日本でも高度経済成長期の1960年代から活動が全国に広まり、現在では50以上の地域に活動の輪が広がっています。土地・建物の取得をはじめ、環境教育、まちづくりなど、それぞれの土地に根ざした活動は多岐にわたっています。

当社では、信託のしくみを利用した商品などを通じて、このナショナル・トラスト活動を応援しています。

 

ナショナル・トラストは、北海道の釧路湿原や鎌倉の御谷(おやつ)の森が有名ですが、実は神戸にもナショナル・トラストで保護されている施設があります。

それが、今回私たちが清掃活動を行った「ヴォーリズ六甲山荘」です。 

六甲山の山頂にある「ヴォーリズ六甲山荘」は、1934年にW.M.ヴォーリズによって設計・建設された歴史的建築物です。

W.M.ヴォーリズはアメリカ生まれの建築家ですが、日本で数多くの西洋建築を手懸けました。ヴォーリズの設計した建築物としては、神戸女学院や旧神戸ユニオン教会(現在のフロインドリーブ本店)、関西学院、神戸旧居留地38番館などが挙げられます。いずれも、関西にお住まいの方には馴染みがある建築物ではないでしょうか。

例に挙げた建築物と同様、ヴォーリズ六甲山荘にも随所に工夫が施されており、とても風情のある建物です。2008年、民間からの寄付金を募る形で兵庫県西宮市のNPO法人アメニティ2000協会に買い取られ、保護されています。

 

私たちは、アメニティ2000協会のスタッフの皆さまと共に清掃活動を行いました。天候にも恵まれ、室内や窓の清掃、落ち葉拾いなどを行い、清掃終了後には六甲山の澄んだ空気の下で、石窯ピザも美味しくいただき、参加者の交流を深めました。 

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ヴォーリズ六甲山荘は、休日には一般公開されていますので、ご興味のある方は是非一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。(※次回の公開は2016年4月2日からの予定です。)