豊中支店
こんにちは。豊中支店の坪井です。
当店では12/24(木)、ナショナル・トラストについて学ぶ社内勉強会を実施しました。
ナショナル・トラストとは、国民から託された寄付金で、国民の財産(自然や歴史的な環境)を取得し、国民のために守っていく活動です。
自然を守るには、公有地化や自然保護区指定といった行政の活動だけでは限界があります。そこで、ナショナル・トラストの活動は行政の役割を補い、自然を守る確実な方法として注目されています。
ナショナル・トラストは、約100年前にイギリスで市民の発案で始まりました。ピーターラビットの著者であるビアトリクス・ポターが湖水地方の自然を買い取り、今も守られていることをご存知の方も多いかと思います。
イギリスでは現在、ナショナル・トラストの会員数は約500万人もいるのだそうです。
一方、日本では約50年前に鎌倉の鶴岡八幡宮の裏山「御谷(おやつ)の森」での宅地開発計画をきっかけとして、森を守ろうと募金活動が始まり、現在では日本全国で50以上の地域で活動が展開されています。
当社では2007年より日本ナショナル・トラスト協会と協働しながら、様々な活動を支援してきました。各種キャンペーンへの協賛・参加、環境イベント「エコプロ」への共同出展の他、全国にある支店でロビー展を企画・開催するなど、トラスト活動のPRにも注力しています。
アマミノクロウサギ トラストという寄付キャンペーンに参加した際は、奄美大島にのみ生息する希少なウサギ「アマミノクロウサギ」を守るため、トラスト地の一部(約8000㎡)を買い取る資金を寄付しました。その場所には「三井住友信託の森」という名前がついています。
この活動は、豊かな森を買い取り森林伐採や採掘を防ぐことにより、アマミノクロウサギの住む豊かな森を守り続けることに繋がっています。
社内勉強会では「個人所有の財産を、自然保護のために活用したい」等のお考えをお持ちのお客さまにご提示できる選択肢について、皆で考え、学びました。
このブログを通じて、ナショナル・トラストの活動に少しでもご興味を持っていただければ幸いです。
今年もあと僅かになりました。皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。