一宮支店
こんにちは。一宮支店の小田です。
当店では5/7(土)、絶滅危惧種イタセンパラの保護活動の一環として実施された「イタセンパラ第8回合同パトロール」に参加しました。
※イタセンパラに関する当店の取り組みについては、以下のブログをご参照ください。
2014年7月のブログ:絶滅危惧種「イタセンパラ」に関するロビー展を開催中です!(←こちらをクリック)
2015年12月のブログ:絶滅危惧種「イタセンパラ」について知ろう!!(←こちらをクリック)
合同パトロールの取り組みは、木曽川イタセンパラ保護協議会が中心となって、愛知県(環境部・教育委員会・警察署)、一宮市、岐阜県(生活環境部・教育委員会・警察署)、羽島市、環境省(中部地方環境事務所)、国交省(中部地方整備局)、アクア・トトぎふ、一宮市尾西歴史民俗資料館が定期的に実施しているものです。
当店は今回の活動に、公益財団法人 日本生態系協会の方と一緒に参加させていただきました。
大型連休も終盤となった雨上がりの土曜日13時から行われた合同パトロールには、木曽川高校の学生たちやマスコミの方も参加し、総勢約50名の大所帯での活動になりました。
参加者は、木曽川をはさんで北側(岐阜県羽島市側)と南側(愛知県一宮市側)に分かれて2~3キロを歩きながら、イタセンパラが生息するワンドと呼ばれる水たまりを見て回るパトロールをしました。
今回の活動に参加したことで、イタセンパラが生息するワンドを観察するよい機会にもなり、一宮市と木曽川の豊かな自然に触れる貴重な経験ができました。
このパトロールの目的は大きく分けて、イタセンパラの密猟者へのけん制と、地元の人にイタセンパラという絶滅危惧種が近くに生息しているということを知ってもらう、という2つがあります。
参加者は各自でチラシを持tって、河川敷を散歩している方やサッカーをしている方などに配布をする活動にも取り組みました。
イタセンパラは昔、この地方では「センパラ」の愛称で親しまれ、食卓にあがることもある馴染みの魚でしたが、現在は、種の保存のため水族館や動物園で飼育がなされているほど数が激減しているそうです。
実際、木曽川付近の若い方にイタセンパラについて聞いても「知らない」という声も多く、啓蒙活動の必要性を感じました。
パトロール終了後は、岐阜経済大学の森教授よりイタセンパラの保護活動について今後の課題を含めた総括的なお話を伺った他、中部地方環境事務所木曽川上流河川事務所の取り組みついての説明も受けました。
一緒にパトロール活動をした木曽川高校では既にイタセンパラを飼育しているそうで、木曽川イタセンパラ保護協議会の方からは、余剰個体が出たら当店でも飼育させていただける、といううれしいお話もいただきました。
当店の活動の進捗は、本ブログで順次ご報告しますので、どうぞお楽しみに!