横須賀支店
こんにちは。横須賀支店の石井です。
今回は、9/6(金)に三浦市立岬陽小学校にて実施した環境教育プロジェクトについて紹介します。
このプロジェクトは、当社が応援する「ナショナル・トラスト活動」を、次世代を担う子供たちに身近に感じてもらいたいという思いからスタートした取り組みで、和歌山県の天神崎を題材として行った企画の第2弾です。
当日は、ICT(情報通信技術)を活用した環境教育授業が実施されました。
横須賀市に隣接する三浦市には、小網代の森と呼ばれる約70ヘクタールの土地があります。
関東・東海地方で唯一、源流から河口の干潟までの集水域生態系がまるごと残った緑地で、(公財)かながわ緑トラスト財団によって保全されているトラスト地です。
この地域には、アカテガニなど約2,000種類の生きものが生息しています。
写真中央の赤いカニがアカテガニです。
普段は森に住んでいますが、産卵の時期になると干潟を通って海に移動し、海中で放仔をします。
森と干潟と海が保全されているからこそ、アカテガニは安心してお産ができるのですね。
この自然豊かな小網代の森を題材に、当社のCSR推進室の石坂が進行役となって、6年生の児童約40名に授業を行いました。
授業のテーマは「つながり」。
森と干潟と海によってできる「自然のつながり」、そこで暮らす無数の「生きものたちのつながり」、その周りに住む「私たちとのつながり」などについて、映像を交えながら授業は進みます。
参加した児童は、真剣に映像を見ながら進行役の話に耳を傾け、自分たちを取り巻く自然環境の大切さについて、改めて考えた様子でした。
授業の最後には、「自然を大切にしたいと思った」、「小網代は行ったことがあるけれど、今回の授業で初めて知ったことがいっぱいあった」、「外来種から地域の自然を守りたい」など、たくさんの感想が寄せられました。
また、授業をご覧になっていた岬陽小学校の先生からは、「地域の自然の大切さを伝えることは大切だと思う」というご感想もいただきました。
ナショナル・トラスト活動は、世界各地で取り組まれており、日本でも全国50ヵ所以上で行われています。
今まであまり馴染みがなかったという方は、是非この機会に、身近なトラスト地などに興味を持っていただければ幸いです。