港南台支店
こんにちは。港南台支店の渡邉です。
当店では先日、「ナショナル・トラスト」について学ぶオンライン社内勉強会に社員19名が参加しました。
ナショナル・トラストとは、国民から託された寄付金で、国民の財産(自然や歴史的な環境)を取得し、国民のために守っていく活動です。
自然を守るには、公有地化や自然保護区指定といった行政の活動だけでは限界があります。そこで、ナショナル・トラストは行政の役割を補い、自然を守る確実な方法として注目されています。
ナショナル・トラスト活動は、19世紀の英国で発祥しました。イギリスでは法律が日本と異なるため、海岸線なども買い取れるそうです。
日本でナショナル・トラストの取り組みが始まったのは1960年代半ばで、古都・鎌倉において、鶴岡八幡宮の裏山にある「御谷(おやつ)の森」での宅地開発計画に反対する住民らが、イギリスで始まっていたナショナル・トラストの考え方にヒントを得て募金活動を展開したことがきっかけでした。
集まった基金と鎌倉市からの援助で土地を買い戻し、森を保護することに成功してから半世紀、ナショナル・トラスト活動の輪は着実に日本全国に広がり、各地でそれぞれの風土に根ざした運動が展開されています。
都市に残る貴重な自然を守る、希少な動植物の生息地を守る、水源となる原生林を守る等々の取り組みが進む地域の数は全国で50以上になりました。運動によって保護されている土地の面積は、約9,000ヘクタールにもなるそうです。
当社では、各種キャンペーンへの参加や信託のしくみを活用した商品、広報活動など、様々な形でナショナル・トラスト活動を応援しています。
当店では現在、ナショナル・トラストに関するパンフレットもご用意しておりますので、ご来店の際は是非ご覧ください。
支店一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。