こんにちは。松戸支店の生亀（いき）です。

当店では、2/2（木）～2/28（火）の約1ヶ月間、1階ロビーにてナショナル・トラストに関するロビー展を開催しました。

ナショナル・トラスト活動とは、19世紀に英国で発祥した美しい自然や歴史的建造物を保護する活動のことです。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。私たち信託銀行と同じ英国の「トラスト」の起源をもった運動と言えるでしょう。

たった3人の市民により始められた活動は、1895年に非営利団体「英国ナショナル・トラスト」が設立されるまでになり、2013年現在では390万人の会員と7万人超のボランティアが支える英国最大の自然保護団体となっています。

日本でも高度経済成長期の1960年代から活動が全国に広まり、現在では50以上の地域に活動の輪が広がっています。土地・建物の取得をはじめ、環境教育、まちづくりなど、それぞれの土地に根ざした活動は多岐にわたっています。

当社では、地球温暖化を含むすべての環境問題は生きものの問題（生物多様性問題）につながると考えており、この問題を私たちの手で取り組んでいく最重要課題の1つと位置づけていいます。

こうした考えから、当社では、日本を代表する自然保護団体の（公社）日本ナショナル・トラスト協会や、（公財）日本生態系協会から専門的なアドバイスをいただきながら、信託のしくみを利用した商品などを通じて、このナショナル・トラスト活動を応援しています。

今回のロビー展では、前半の2/2（木）～2/15（水）に当社が応援するナショナル・トラスト活動についてのパネルを展示し、後半の2/16（木）～2/28（火）に世界のナショナル・トラスト地を紹介する写真を展示しました。

ロビー展開催期間中は、ナショナル・トラスト活動に関するパンフレットやトラスト地に生息する絶滅危惧種「アマミノクロウサギ」と「ツシマヤマネコ」を紹介するコーナーも設けました。

今回のロビー展が、当社が取り組むCSR活動について知っていただく機会となれば幸いです。

今後も、様々なテーマのロビー展を企画・開催し、皆さまへの情報発信に努めてまいります。