小田原支店
こんにちは。小田原支店の高杉です。
今回は、小田原市の出張セミナー「認知症サポーター養成講座」受講についてご報告します。
1. 超高齢者社会を迎えるにあたって
(1) 日本は高齢者が急速に増加しており、2060年には2.5人に1人が65歳以上になると言われています。超高齢化を迎えようとする日本にとって、認知症は最重要課題の1つと言っていいでしょう。
(2) 認知症になっても安心して暮らせるまちにするには、地域や近隣の方々の理解と支援が必要です。3/13(水)、当店では小田原市社会健康部高齢福祉課の黒澤保健師と、社会福祉法人 西湘福祉会 小田原市第1地区地域包括支援センターの鈴木看護師をお招きし、社員全員で「認知症」について学びました。
認知症とは、司令塔である脳の細胞が死んでしまったりして働きが悪くなったためにさまざまな障害がおこり、生活に支障が出てくる病気です。認知症を発症する割合は年齢とともに増加し、65歳以上では10人に1人ですが、85歳以上になると4人に1人となっており、昨年300万人を超えたとされる認知症の高齢者は、2025年には470万人まで増加すると予想されています。
3.ロールプレイング実施
(1)講演後、金融機関で想定される事例*について、黒澤保健師と鈴木看護師によるロールプレイングが実施されました。 ロールプレイングでは認知症の方への対応の心得として“三つの「ない」”(驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない)をはじめとして、多くのことを学ぶことが出来ました。
*認知症のお客様が①ATMの操作方法がわからない事例②普通預金の払出しに来店したものの、通帳と届出印を持参しなかった事例。
(2) 今後、店頭で認知症のお客様を接客する機会が増えてくることも予想されます。私たち金融機関に勤める者は、認知症に関する正しい知識を持ち、優しい態度と気持ちでお客様に接する必要があると感じました。
当店はこれからも、地域のお客様に信頼される金融機関を目指していきます。