こんにちは。吉祥寺支店・吉祥寺中央支店の竹村です。

当店では12月初旬、新入社員4名が「ナショナル・トラスト」について学ぶオンライン社内勉強会に参加し、後日、店内で社内勉強会を実施しました。

「ナショナル・トラスト」とは、国民から託された寄付金で、国民の財産（自然や歴史的な環境）を取得し、国民のために守っていく活動です。

自然を守るには、公有地化や自然保護区指定といった行政の活動だけでは限界があります。そこで、ナショナルトラストの活動は行政の役割を補い、自然を守る確実な方法として注目されています。

この活動は、19世紀に英国で美しい自然や歴史的建造物を保護することを目的にイギリスで発祥しました。産業革命が進む一方、急速に自然が失われていく中で、国民から「自身の手で大切な自然環境や歴史的建造物を寄付や買い取りなどで入手し、守っていく」という理念が生まれました。

日本でも50年前に鎌倉で活動が始まり、その後、全国へ広まりました。京都の嵐山や北海道の釧路湿原など、誰もが知る有名な観光地も実はナショナル・トラスト活動によって守られています。

当社では、寄付キャンペーンへの参加やトラスト地の保全管理など、さまざまな形で各地のトラスト活動を応援しています。また、信託銀行の発信力を活かし、ナショナル・トラスト全国大会への協賛など、情宣活動にも協力してきました。

今回の勉強会を通して、「土地や環境をきれいに残したい」という国民の意向と、環境を守り続けるという活動の仕組みが合致して、ナショナル・トラストという良い仕組みが生まれたことを知ることができました。 

当店では今後も、様々なサステナビリティ活動について積極的に取り組んでいくとともに、皆さまに向けて情報発信にも注力してまいります。