中野支店
こんにちは。中野支店の細江です。
当店ロビーでは現在、恒例となっているアール・ブリュット展を開催しています。これは、地域と連携しながら、継続的に企画・開催しているものです。
アール(Art)は「美術」、ブリュット(Brut)は「磨かれていない・加工されていない」という意味のフランス語です。
アール・ブリュットは「生(き)の芸術」とも言われ、正式な美術教育を受けず、既存の芸術の流派や傾向に流されることなく、独自の発想と方法により制作された作品を指します。
現在は、吉澤謙氏の作品を展示しています。
吉澤氏は自作のノートを手に持って街に出かけては、出かけた行程を独特の字体で端から端まで埋め尽くすほどノートに書き留めます。
ノートの表紙と裏表紙は、雑誌や新聞・広告などの切り抜きで幾重にもコラージュされています。
吉澤氏はノートの中身を見られることを嫌がったため、長年、ノートの中の秘密を知るものはいなかったそうです。
ノートを一冊書き埋め尽くすと、ノートの側面をセロハンテープでガチガチにとめて封印します。吉澤氏のお母さま曰く、「これでおしまい」という意味だそうです。
本作品は、11/26(日)まで開催中の「なかのまちめぐり博覧会」において、三井住友信託銀行中野支店の個別イベントとして出展しております!
この機会に是非、中野の街で博覧会をお楽しみいただき、中野から発信する新しい芸術文化「アール・ブリュット」を、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
支店一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。