トップ  > 芝営業部  > 2015年度上期第1回 シルバーカレッジを開催しました!

こんにちは。芝営業部の船橋です。

当部では5/21(木)、2015年度上期第1回シルバーカレッジを開催しました!

 

今回のシルバーカレッジは、日本橋の三井本館内にある三井記念美術館のレクチャールームをお借りしての課外授業という形式で実施しました。 

当日は、公益財団法人三井文庫より主任研究員の吉川容先生と研究員の下向井紀彦先生を講師にお迎えし、「史料が語る三井の歴史」というテーマで、三井があゆんだ歴史についてお話いただきました。

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ここでまず、「三井文庫」について紹介します。

三井文庫は、1903年に三井家の修史事業機関として開設された編纂室が起源となります。戦後、財閥解体により活動を休止しましたが、1965年に三井家同族会と三井グループ各社の支援を受け財団法人として再出発しました。

17世紀中期以降の近世三井に関する古文書類や、明治維新から財閥解体に至る三井関係史料など、総数約10万点を所蔵し、史料の調査・収集・保存・公開、学術的な調査研究を行っています。

1985年に三井各家より寄贈された美術品の公開を開始し、2005年に三井記念美術館を開館しました。

 

講義では、三井文庫が保管する膨大な史料から選りすぐりの経営史料をもとに、越後屋から三井財閥にいたるまでのあゆみを詳しくお話していただきました。

講義終了後は、三井記念美術館で行われている記念特別展を自由見学しました。

三井文庫開設50周年、三井記念美術館開館10周年を記念して行われている特別展「日本屈指の経営史料が語る 三井の350年」は、講義でお話いただいた史料の本物を直に見ることができ、皆さまの感慨もひとしおだったようです。

 

セミナーに参加いただいたお客さまからは、「三井(財閥)が日本の近代史にぴったり寄り添う形で動いていくのが良くわかり、その時々の日本の頭脳のような人との関わりも聞けて面白かった」、「興味がありました。特に財閥形成から解体について話が楽しかった」、「今後三井記念美術館に足を運んだときは、建物そのほかすべての鑑賞の仕方がより深くなると思います」等の感想をいただきました。

 

公益財団法人三井文庫の吉川先生、下向井先生、大変貴重なお話をいただきありがとうございました。また、ご協力くださいました関係者の皆さまにもこの場を借りて御礼申し上げます。

 

当部では今後も、皆さまに楽しんでいただけるようなセミナーを企画・開催してまいります。どうぞ、お楽しみに!