こんにちは。神戸支店の加藤です。

当店と神戸三宮支店では8/6（土）、ヴォーリズ六甲山荘のベンガラ塗りを行いました。

「ベンガラ」とは、土から取れる成分（酸化鉄）で、紅殻、弁柄とも呼ばれています。防虫、防腐の機能性に加えて経年変化に強く、日光による褪色がないことを特徴とし、六甲山荘の壁一面に塗られています。

ヴォーリズ六甲山荘での活動は、昨年11月、今年3月の清掃活動に続いて3回目となります。

六甲山の山頂にある「ヴォーリズ六甲山荘」は、1934年にW.M.ヴォーリズによって設計・建設された歴史的建築物で、近代化遺産に指定されています。

W.M.ヴォーリズはアメリカ生まれの建築家ですが、日本で数多くの西洋建築を手懸けました。ヴォーリズの設計した建築物としては、神戸女学院や旧神戸ユニオン教会（現在のフロインドリーブ本店）、関西学院、神戸旧居留地38番館などが挙げられます。いずれも、関西にお住まいの方には馴染みがある建築物ではないでしょうか。

例に挙げた建築物と同様、ヴォーリズ六甲山荘にも随所に工夫が施されており、とても風情のある建物です。2008年、民間からの寄付金を募る形で兵庫県西宮市のNPO法人アメニティ2000協会に買い取られ、ナショナル・トラスト方式で維持管理されています。

当日は真夏日で、厳しい暑さの中での作業となりましたが、明石支店からも社員が集まり、総勢9名でベンガラ塗りに取り組みました。

ベンガラ塗りは全員初めての経験でしたが、アメニティ2000協会の皆さまに丁寧にご指導いただいて無事塗り終えることができました。

汗を流した後の昼食はとても美味しく、特に冷えたスイカは格別の味でした！ 

ヴォーリズ六甲山荘は、六甲山の「記念碑台バス停」から徒歩約15分の場所にあります。

お近くにお越しの際は是非、ベンガラで彩られた六甲山荘に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

 当店では今後も、様々なCSR活動を企画・実施してまいります。