トップ  > 甲府支店  > 「大木記念美術作家助成基金」授与式を実施しました!

こんにちは。甲府支店ロビーアテンダントの清水です。

さわやかな風が心地よい季節となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

当店では4/19(金)、公益信託大木記念美術作家助成基金の贈呈式を行いました。

この基金は、故 大木いつみ氏(平成5年1月没)と、大木トシ子氏が資金を拠出し、山梨県出身または山梨県内に住居、もしくは活動の場を有する新進美術作家を助成するために設定されました。

社会公益への志が篤く、ご自身の所蔵美術品とその展示保存基金を山梨県に寄付するなど、県内の美術発展に著しい功績があった 故 大木精之助氏(平成元年没)と、故 大木十九造氏(平成3年没)のご遺志を生かして、前途有為な人材の育成と芸術の普及向上に寄与することを目的としています。

平成4年12月の設定以来、助成者累計人数は52名(今回の1名を含む)にのぼります。

 

今年度は今宮正陽氏が受賞し、青柳正規運営委員長(山梨県立美術館館長)より贈呈書が授与されました。

甲府市出身の今宮氏は、北杜市立甲陵高等学校を卒業し、多摩美術大学で版画を専攻し2008年に卒業後、英国王立美術大学で2015年に修士課程を修了しました。

線を主体にした銅版画の作品で、画面いっぱいに描き出す線は、この世界ではさまざまな人間の行為が同時多発に発生し、互いに関係し連鎖し、因果を生み出すという同氏の世界観を表しています。

受賞による海外研修助成を活用し、2024年5月より1年間、客員作家として英国エジンバラのヨーロッパ随一の規模を誇る版画工房Edinburgh Printmakersに滞在。世界から集まる人々と交流することにより自身の表現を研鑽し、大型銅版画作品群を制作し発表することを考えているとのことでした。

 

今回の授与式の様子は、4/20(土)付の山梨日日新聞に記事として掲載されました。

当店では今後も、さまざまなサステナビリティ活動に注力してまいります。