北九州支店
こんにちは。北九州支店の吉田です。
当店では8/25(木)と8/26(金)、北九州市立高校情報ビジネス科1年生116名の皆さまに、「お金のトラブル回避術!」をテーマにした講義を行ってきました。
8/25(木)の授業の様子は西日本新聞社からの取材をいただき、8/26(金)の朝刊に記事が掲載されました。
「高校生に、お金の授業をするのはなぜ?」と思われる方もいらっしゃると思います。
2022年1月、「三井住友トラスト・資産のミライ研究所」が1万人の方に対して実施したアンケート調査では、7割超が「金融教育を受けたことがない」と回答される等、これまで学生に対する「金融教育」は本格的な取り組みがなされていませんでした。
しかし、今、学生に対する金融教育に日の目が当たっています。
その理由の1つに、「成年年齢が引き下げられたこと」が挙げられます。
明治時代から約140年間、民法により日本の成年年齢は20歳と定められていましたが、この民法が改正され、2022年4月から、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
成年になると、未成年とは異なり、親の同意がなくても自分の意思で様々な契約ができるようになります。つまり、契約に対して責任を負うのも自分自身になります。しかし、契約には様々なルールがあり、知識がないまま安易に契約を交わすとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
世の中には知識や経験に乏しい若者や高齢者を狙い打ちにする悪質な業者もいます。そうしたトラブルに遭わないためには、未成年のうちから、契約に関する知識を学び、様々なルールを知った上で、その契約が必要かよく検討する力を身につけておくことが重要です。
講義は、「お金にまつわるトラブルにはどのようなものがあるのか」について知ってもらい、生徒の皆さま自身が同様のトラブルに合わないように、そして、万が一トラブルにあったとしても適切に対処できるように、と詳しくお話いたしました。
授業後、生徒の皆様からは、「成人年齢が18歳に引き下げられたことで、自分の意志で契約ができることがわかりました。逆に責任も増えることを実感できました」、「ゲームの高額課金の話が一番身近なことでした。しっかり親と相談し、重要なことは家族で決めることも大切だとわかりました」、「トラブルによって請求された金額を支払うために働くより、将来のお金を貯めるために働くほうが精いっぱい働けると思いました」、「借りたら返す、クレジットカードもメリット・デメリットを理解した上で使わないといけないことがわかりました」等の感想をいただきました。
ご協力いただきました秋好先生、そして、真摯に講義を聞いてくださった高校1年生116名の皆さま、このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。本日の講義が、皆さまにとってお金に関する学びの始まりであってほしいと思います。
当店では今後も、サステナビリティ活動を積極的に推進するとともに、皆さまへの情報発信にも注力してまいります。