トップ  > 梅田・阪急梅田支店  > 成年後見制度について学びました。

こんにちは。阪急梅田支店の神庭(かんば)です。

 

当店では9/19(水)に、司法書士事務所JLO川村事務所より

司法書士、行政書士、成年後見センターリーガルサポート会員である川村常雄先生を講師にお招きし、

成年後見制度に関するお客さま向けセミナーと、社員を対象とした「成年後見制度」についての勉強会を行いました。

 

お客さま向けセミナー

「いざという時のために今から準備しておくこと~成年後見制度~」

 

 

当日は、男性4名、女性2名の計6名の方にご参加いただきました。

 

講師の方には、認知症になって判断能力が衰えるとどんな不便なことがあるのか、

また、成年後見制度のしくみや種類について、具体的な事例を挙げながらわかりやすく解説いただきました。

 

 

さらに、実際の申請手続きの手順や申立ての際に必要な費用、必要書類、審判確定後の流れと手続きについても

お話いただきました。

 

 

セミナーの最後には、「任意後見契約」についても解説いただきました。

これは、自分自身の判断能力が低下したり、認知症が発症し悪化してしまったりした際、

その後の生活の在り方をあらかじめ自分で決めておきたい場合に有効な契約です。

「任意後見契約」を締結し、財産承継は遺言で詳細を定めておく方法についてもお話いただきました。

 

参加されたお客さまは、講師のお話に熱心に耳を傾けられ、大変参考になったとのお声をいただきました。

また、遺言書の作成についてご検討されている方からのご相談も受け、担当者がご相談に応じています。

 

 

 

社員向けセミナー

「成年後見制度」についての勉強会

セミナー終了後、各課から集まった38名が、「成年後見制度」についての勉強会に参加しました。

勉強会は、講師との質疑応答形式で行われ、

普段ご高齢のお客さまに接することが多い社員の関心の高さが窺えるものとなりました。

 

 

社員からの「実際に後見人になる人の負担感はどれくらいになるのか」との質問に対して、

現金・預貯金の管理は月1回、小口現金は出納帳をつける、日誌を毎日作成するなどの負担があること、

不動産があればその管理、場合によっては売却も後見人が担当することになり、

後見人の負担は大きいとの回答をいただきました。

合わせて、専門の司法書士や弁護士、社会福祉士を指定するのが安心とのアドバイスもいただきました。

 

また、費用が割安なのは司法書士で、

リーガルサポートセンターに登録してある司法書士に依頼するのが安心とのお話もありました。

 

 

30分の勉強会でしたが、ご高齢の方や障がいをお持ちの方の意思決定を支援する成年後見制度に対して、

社員一人ひとりが理解を深める有意義な機会となりました。

 

当店では引き続き、このような場を設けていきたいと考えています。